春から大学生になるという皆さん。一足早いですがご入学おめでとうございます。
春からの新生活に向かって何かと準備に忙しくなっていくと思いますが、準備を進めていくにあたってこんな疑問や不安はありませんか?
「春から大学生になるけど、どんなパソコンを選べばよいかわからない」「理系だけどパソコンやネットの知識ゼロでも大丈夫か不安」
「文系、理系でパソコンに違いはあるの?」「理系の大学生はパソコンを普段どんなことに使っているのか知りたい」
こういった疑問に、現役理系大学生、情報分野を専攻している私が解説してきます。
この記事では理系の大学生に向けたパソコンの記事となっています。新入生向け、文系のパソコン選びなどの記事もありますので是非こちらもご覧ください。
選び方、基準、特に注目してほしいポイント
CPU
CPUはパソコンの処理で中心的な役割を担っています。CPUは主にcoreiシリーズ(Intel)、Ryzenシリーズ(AMD)など種類があります。理系ならcoreiシリーズならcorei5以上 RyzenシリーズならRyzen5以上がオススメです。数字が大きければ性能が良いということを理解しておけば大丈夫です。大学からの通知にもチェック。理系では、プログラミング、画像編集、膨大なデータ整理、解析などを行うので、CPUは高性能なものが良いです。
メモリ
メモリとは、パソコンで処理するデータが一時的に保管しておくための場所です。主にパソコンの処理速度を高速にする役割を担っています。ほとんどの人にとって最低8GB、16GBがあると十分です。
ストレージ
ストレージとは、パソコンで使うデータを保存しておくための場所です。 メモリなどと異なり、一度保存されたデータは削除しない限り電源が切られても保存されているのが特徴です。ストレージにはHDDとSSDの2種類ありますが、持ち運びのことなどを考えてSSDを選びましょう。それぞれ特性はありますが、HDDは衝撃に弱いため、ノートパソコンではSSDを選びましょう。なおSSDの容量は256GB~512GBのものを選びましょう。
画面サイズ、重量
13~15インチを目安に。重量も一緒にチェックしましょう。大学の授業での使用、レポート作成など13インチ~15インチが適しています。ただし大きすぎると重量が増えるため、持ち運びが大変になってしまいます。重量は1000g前後がオススメです。1500g以上だと少し持ち運びが億劫になってしまいます。
解像度、GPU、バッテリー
解像度は一般的にはフルHDが主流です。特に気にしなくても良いです。GPUは主に画像や映像の処理を行っています。これも特に気しなくて大丈夫です。バッテリーは7時間~12時間稼働を目安に選びましょう。
理系大学生向けパソコン
Microsoft surface
近年では、大学で使うノートパソコンの形も変わりつつあります。特にキーボードと画面を切り離して使うタイプのパソコンも増えてきました。実際に私の周りにもキーボードと画面を切り離せるタイプのノートパソコンを使って人もいます。特に切り離せるタイプの利点としては、パネル(画面)をキーボードと切り離してタッチパネル、タブレットとして使える点です。スマホやパッド、タブレット端末の操作に慣れている人ほど使いやすいですし、surfaceは最近、小、中、高などの学校現場でも導入されていることも多いです。一度は使ったことのある人もいるのではないかと思います。直観的に操作ができるので初心者でもオススメです。
Chromebook
chromebookの広告を見かけることも多くなってきましたが、宣伝の通り、androidとの互換性や接続がしやすいという点でかなり推されている商品です。また、利用率がかなり高いブラウザであるGoogleのパソコンということで予め、デフォルトブラウザやアプリがGoogleで統一されているので、スマホ等でGoogleの製品に慣れている人にはとても使いやすいです。また、大学ではChromeを使用することがほとんどです。大学生になったらデフォルトブラウザをGoogleに変更することがほとんどなので、最初からGoogleに統一されている本製品はとてもオススメです。
HP
HPは世界シェア2位のメーカーで、特徴としては、価格が安いという点です。販売台数が多く、安いから壊れやすいということもなく、信頼できる製品です。また、タイムセール、学割が充実しており、手の出しやすい製品です。私の周りの大学生ではhpのパソコンを利用している大学生が多いです。
NEC
NECは日本のメーカーで、パソコンの品質管理の徹底やサポートの手厚さ、国産メーカー等でかなりの安心感があります。大学生になって初めてパソコンを購入してから社会人になるまで長く使える品質で、初心者やパソコンに詳しくない方にとてもオススメです。
MacBook
MacかWindows、どっちを選べばいいんだろう? 大学生なら一度は気に留めた方や疑問に思った方も多いはずです。MacとWindows、実際にどちらのほうが多いかと言われると、私の体感的にはWindowsユーザーが多い印象です。iPhoneやapple製品との接続のしやすさや互換性にとても優れており、iPhoneユーザーにはかなり使いやすいです。また、Macはエンジニアの方がかなり愛用しており、エンジニア、プログラマーの中ではMacを利用している方が多いです。最近では大学でプログラミングを学ぶことも増えてきています。将来、エンジニアを目指す方にもオススメです。
その他、オススメの購入サイト、チェックポイント
今回オススメしたメーカーのほかにもたくさんの種類のノートパソコンがあります。各メーカーのパソコンを比較したり、スペックを絞って検索して、価格帯、相場をチェックできるサイト、価格ドットコムもオススメです。ぜひチェックしてみて下さい。
また、学割は必ずチェックしてください。各メーカーで学割を実施できる他、Macbookなど金利0%で分割払いもできたりもするので、ぜひチェックしてみましょう。
理系大学生のパソコンを使う場面
授業、研究、プログラミング
授業等で使う資料やデータの配布、先生の指示通りにパソコンを操作する、メモを取る、などパソコンで授業を受ける形態が大学ではあります。パソコンに強い人なら授業をパソコンで完結させている人もいます。
また、現在では授業の出席をパソコン上で行うことがほとんどです。パソコンを使わない授業でも出席だけはパソコンを使う、なんてこともあります。(特に語学系の授業に多いです。)
特に理系では授業で研究、実験を行いその時のデータや結果を記録することがあります。データ記録、整理、管理などはExcelなどの表計算ソフトを使用します。またそのデータを使ってレポートを書くこともあるので表計算ソフトに慣れておくと便利です。
最近ではプログラミング学習を大学の授業で行うこともあります。
レポート(研究結果の記録等)
授業の課題等の配布、提出、プレゼン資料、リアクションペーパー、課題レポートなどをパソコンで作成、提出することがほとんどの授業で行われます。また提出方法がWordやExcel、PowerPointなどのofficeを使うことが多いので事前にofficeを購入しておき、慣れておくと便利です。
表計算ソフト等でまとめた研究・実験データを整理、分析してレポートを書きます。データを見やすくまとめたり、表やグラフに変換して提示したりします。
データ等の検索、データ整理、摘出
授業でわからないことやレポートの際の調べものとして、使用します。参考文献の提示や、研究の際に類似したデータの検索をしたり、レポートの参考等にしたりします。これらはスマホよりも扱いやすいです。
また、最近ではchatgpt等のAI、生成AIの利用も増えています。
パソコンやネットの知識がゼロでも問題ない理由
理系なのにパソコンやネットの知識ゼロだけど、大丈夫かな?
こう思う人もいるかもしれませんが、基本的には問題ありません。
なぜなら、大学での授業でパソコンでの操作を細かく教えてくれたり、生協やパソコンに強い人が教えてくれるからです。
具体的には、私は、生協のパソコン講座で最低ラインには立つことができましたし、授業の席で隣や近くの人にパソコン強い人が高確率でいました。理系なら、なおさら多いです。また、ウイルス対策ソフトやofficeは生協で(プリペイドカード方式等で)販売していることが多いです。
向き不向きがあるのでは?
大丈夫です。授業等で必要な操作は自然と身に付きます。大学側もパソコンが苦手な人がいることを前提として考えているの、で大学の教員や職員、生協や友達、先輩にサポートしてもらえます。
最低でも大学生活で必要なことはすぐに慣れますので、問題はありません。
というわけで今回は以上となります。
また、文系向けパソコン、新入生向けのパソコンの選び方などをまとめた記事もありますのでこちらも是非。
皆さんの素敵な大学生活を応援しています。
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